安東市(韓国)における木材市場の取引状況(2019)

 

安東市(韓国)は大韓民国慶尚北道の中部に位置する都市で、慶尚北道庁の所在地でもあります。
正しくは2016年2月12日に慶尚北道庁は大邱広域市から市内の豊川面に移転した結果であるものの、安東市(韓国)の特色に変わりはないです。韓国国内でも面積が広い都市として知られている安東市は朝鮮王朝時代の儒学者こと李滉の故郷で有名で、場所によっては当時の農村の生活様式を残しています。そのため観光地の一面が強く、実際のその生活様式がうかがえる河回村という集落があるほどです。
他にも特徴を挙げるなら韓国国内および国外の都市と姉妹都市、もしくは友好都市を結んでいます。
慶尚南道晋州市やソウル特別市松坡区、日本の山形県寒河江市にイスラエルのホルンなど様々です。交通機関は中央線の鉄道と中央高速道路がメインとなっており、2017年時点で報告されている総人口数が16万6274人である事を踏まえれば当然な環境と言えます。
そんな都市の気温は夏は暑く、冬は寒いのが基本です。
しかし夏の暑さは9月まで続いており、10月に入っても平均的な最高気温が20度とされています。最低気温は7度ですが、この温度差は厳しいです。とはいえ安東市(韓国)の気候は木材市場においてあまり重要ではなく、取引状況の立場からすれば生産側よりも購入側となります。
先述しているように安東市(韓国)は観光地として有名で、街の経済も観光で成り合っているのが実際のところです。
それに加えて韓国はおよそ40億円の費用をつぎ込むほどに自国よりも外国の木材を頼りにしており、おまけに消費者たちからも輸入材は親しまれています。なかでも日本産の杉と檜は高値で取引されているため、たとえこれから下降傾向に陥るとしてもそれがいつなのか分からないほどに人気です。
10万人以上の人を抱えるこの都市の特色を考慮すると住宅の建築やリフォーム、そして観光地の修繕に木材が用いられる傾向が強いと推察できます。

 

 
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