烏山市(韓国)における木材市場の取引状況(2019)

 

韓国は日本と同じく、少子高齢化の進む地域です。
そのため韓国の人口は減りつつあり、日本と同じように社会問題の一つになっています。
しかし韓国の人口は減る一方で、首都であるソウル市やその周辺地域では人口が増加中です。
特にソウル市から南に56kmの地点にある烏山市(韓国)は、人口構成に特徴があります。
烏山市(韓国)は、ソウル市のある京畿道の中でも最も住民の平均年齢が低い街です。
つまり高齢者やよりも子どもや学生、若い働き盛りの世代が多い地域となっています。
高齢者の多い地域というのは、経済活動も落ち着き街全体に活気もありません。
多くの住民は住宅を所有していたりするので、建築関係の需要も低く木材市場の取引状況も低迷します。
しかし周辺地域より住民の平均年齢が低い烏山市(韓国)は、若い世代が多いので経済活動が活発です。
平均年齢を下げるためには住民に多くの子どもがいる必要があるので、烏山市(韓国)には子育て世代も多いと考えられるでしょう。
子育て世代が多いということは、それだけ住宅需要も他の地域に比べると高めです。
住宅を建設するためには大量の木材が必要なるので、烏山市(韓国)の木材市場では住宅用の材木の取引状況は良いと考えられます。
木材市場の取引状況を活発にさせるためには、地域の住宅需要が何よりもポイントです。
また烏山市(韓国)には住民の平均年齢が周辺の都市より低いこと以外に、在韓米軍の基地があることも挙げられます。
烏山市(韓国)にはアメリカ第7空軍師団の司令部がある在韓米軍烏山空軍基地があり、外国人の数が多くなっています。
在韓米軍の関係者は基本的に基地内で生活しているので、烏山市(韓国)の木材需要には大きな影響はないかもしれません。
しかし国防の観点だけではなく、地元経済にも在韓米軍は影響を与えます。
在韓米軍の空軍基地があることによって、木材市場の取引状況にも少なからず影響を与えているでしょう。

 

 
トップへ戻る