金浦市(韓国)における木材市場の取引状況(2019)

 

金浦市(韓国)は、ソウル特別市より西北西25qに位置し、金浦国際空港は現金浦市にあったが1963年に空港がある地域がソウル市に編入された経緯から名前のみ世界的に知られた都市です。ソウル近郊のベッドタウンでもあり高層住宅が目立つ地域になります。韓国は、比較的地震が少ないので、アパートでも高層に建設されているのです。戦後の発展期の日本の団地のような居住スペースが多くなっています。発展期に建設された建物も老朽化してきており、内部の補修などが必要になっているのです。木材を利用することで生活環境に潤いをもたらしたいという人々も増加しています。

 

最近の韓国の住宅事情を見ると、若い人の間に内装などに木材を利用して健康的に過ごしたいという志向があります。日本的な家の構造も昔は多く木材市場が活気ある時期もありましたが、最近の国内木材の取引状況は低調です。木材の需要は、原木を使用するというより欧米の集合材を利用するという傾向が強くなっています。国内の木材は、切り出す単価が高く採算に合わないのは日本と同じです。金浦市(韓国)の木材市場は、建て替え需要や内装の模様替えなどが増えることで復活する可能性はあります。産業構造がIT関連産業に移行している韓国で、住宅の高層化はますます増してくることになり、内部に使う資材で日本の木材などが輸入されるようになってきているのです。健康志向で「気」を大事にする韓国国民にとって木材でつくられた家具や家はあこがれの対象でもあります。金浦市(韓国)は、ソウルに近いこともあり開発のスピードはこれからも進展していくことが見込まれているのです。家自体の付加価値を高めたいという、投資の目的からもソウル近郊の家賃の高騰が続いており、住居にお金をかける人も増えています。ソウル市内の家賃が高く、周辺都市である金浦市(韓国)もそれに合わせて家賃が上がっているのです。建て替え時期に来ているアパートの補修資材での取引状況も見込むことができます。

 

 
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