広州市(韓国)における木材市場の取引状況(2019)

 

広州市(韓国)は首都ソウルから南東に位置する都市で、周囲が地続きになっている盆地という地理条件になっています。当然ながら盆地なので、周辺には山に囲まれていることもあり沢山の木材が手に入るのです。そんな広州市は先に言ったとおりに盆地なので、自然豊かな山に囲まれていることから自然エネルギーが蓄積するパワースポットとして考えられたことで神社仏閣がたくさんあります。その代表格といえば光孝寺であり、このお寺は1700年前に建築されたお寺で長年アジア地域全体の仏教の教えを広げるために作られたのです。そんな広州市(韓国)の光孝寺などの神社仏閣には、しっかりと周辺の山々から収穫された木材が使われています。もちろん神社仏閣だけでなく住宅建築や木材を使った骨とう品など、広州市(韓国)の産業を支えるだけでなく地元や中国への輸出品としても木材市場は活況しているのです。しかし広州市(韓国)の木材市場の近況は、やはり世界の木材市場と同様に取引状況は悪化の一途をたどっています。その背景にあるのは、韓国経済の悪化による所有権の放棄です。韓国経済はアメリカや日本の技術を参考に、LGなどの電化製品を作る派閥企業が支えています。しかし派閥企業は一点集中型として国から補助を受けられるので安定運営が出来るのがメリットですが、他国からの影響や政府基盤が不安定化すると経営が悪化してしまうのです。そのため派閥企業の経営悪化は、韓国経済全体に影響を与えてしまうので山の管理には多額の費用が掛かり所有権を放棄してしまう地主が多くなってしまいます。もちろん広州市(韓国)の木材市場も手をこまねいているというわけではなく、光孝寺といった有所ある神社仏閣を維持するために色々な取り組みを始めています。山の管理を個人に任せるのではなく、しっかりと広州市(韓国)の自治体が所有権を買い取ることで適度な伐採と植林を行うようにしているのです。そして若い人々に山の大切さを教える授業をすることによって、自治体の管理をしなくても継続して山の状態を維持できるように環境を整えています。

 

 
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