安山市(韓国)における木材市場の取引状況(2019)

 

ここ数年の安山市(韓国)における木材市場の取引状況を見ると、2012年あたりから取引数が伸びていて、国内の木材消費量も増加してます。韓国国内に輸入されている原木について輸入量と金額を見てみると、2013年の段階では広葉樹の輸入量はパプアニューギニアが最も多いです。全体の総数の3割から4割がパプアニューギニア産のものという計算になります。総輸入額を調べると、3割がパプアニューギニアになります。2018年の取引状況を見てもパプアニューギニア産のものが最も多く、国内で流通している木製家具のほとんどはパプアニューギニア産の広葉樹を使用しています。次は針葉樹ですが、針葉樹はニュージーランドが最も多く、輸入量の大半はニュージーランドになります。輸入額も約半分を占めていて、良いお得意先といって良いです。ニュージーランドは木材の輸出量が世界トップクラスで、日本を含めたアジアの諸国にも多くの木材を輸出しています。安山市の木材市場を見ていると、今後もパプアニューギニアやニュージーランドからの輸入に頼らざるを得ない状況になるはずです。国内の生産量では間に合わないですし、家を建てる人が増えている状況では、国内に植えた木が十分な大きさに育つまで待っている時間はないです。安山市では木材の消費量が大きく伸びていて、マイホームを構える人も年々増加傾向にあります。そのため、十分な大きさに育つまで待っている時間はなく、すぐに使える輸入木材に頼る形になってます。ちなみに合板の取引状況は中国、マレーシア、ベトナム、
インドネシアの順に輸入量が多く、中国からも輸入が約半分です。これは輸送コストが掛からないことや、人件費なども関係していて、コストを安くおさえることが出来る中国、マレーシア、ベトナム、インドネシアの人気が高いです。アジアの発展途上国は人件費が安いので、現地に工場を作ってそこで木材を加工することもあります。

 

 
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