水原市(韓国)における木材市場の取引状況(2019)

 

中心市街地は、ユネスコの世界遺産に登録されている歴史のある都市であり、観光地として人気が高いエリアです。グルメやスポーツも人気で、地元のカルビやサッカークラブは韓国国内でもトップクラスの人気を誇ります。水原市(韓国)の木材市場の取引状況をチェックしてみると、気温が低い秋から冬にかけて取引数が増加していることが分かります。水原華城文化フェスティバルや大規模なスポーツイベントなどが開催されるので、この時期は木材の需要も高まる傾向があります。水原市は観光やスポーツで人を集めることが出来るので、林業や農業はそこまで重要視されていないです。林業は他の地域に任せていて、必要な木材は外から仕入れてくるという流れになっています。気候は日本でいうところの北海道や東北に近く、夏は涼しくて過ごしやすいです。本来であれば11月から4月くらいに木の伐採を行うのですが、水原市は真冬の時期は避けて伐採を行います。木材の取引状況は住宅の需要に関係があり、人口にも影響すると考えられます。住宅建設の動向を見ると、木材市場の動向を知ることが出来ます。韓国全体では木造建築物の着工数は増加しています。2007年には年間6000棟程度だったのですが、2017年には15000棟を超えるまで増加しており、2019年は20000棟に達する勢いです。この数字を見るだけでも木材市場は活性化していることがうかがえます。水原市に限定しても木材市場は活性化していて、海外からの輸入木材の数も以前の倍以上に増えてます。今後は木材輸入や木材流通に関わる規制なども行われると予想されており、住宅建設に関わる法律も制定されていく可能性が高いです。住宅取得の手順や住宅購入の手続きが簡単になれば良いですが、面倒な作業が必要になったり、規制が厳しくなると今の活発化している木材市場は違った動きを見せる可能性が高いです。水原市の今後の動向は注目していかなくてはいけないです。

 

 
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