沖縄県の桐の取引状況(2019)

 

桐の箱は高級感があるので贈呈用に最適ですが、沖縄県を代表するお酒の一つに泡盛がありますが、泡盛もピンからキリまで様々な種類があり、高級なものになると1本数万円の価格のお酒も存在している、このような高級品を桐の箱に収めて販売しているケースも多いようです。沖縄県の森林面積は106,727ヘクタール、国有林が31,970ヘクタール、民有林が74,757ヘクタールです。南国の島のイメージが強い人が多いため、林業よりも漁業が中心のイメージを持つ人も多いかと思われますが、県内の林業は決して引けを取るものではありません。

 

県土の約47%は森林で構成されており、主に水源のかん養・潮害・風害の防止・保健休養など重要な役割を持ちます。この役割を持続させるためには、森林の整備および保全が欠かせません。沖縄県の林業では、県内の木材の特性を活かした家具材・チップ材など木材生産を行うとともに、キノコ類や木炭などの特用林産物の生産が盛んに行われています。これは雇用の持続確保に繋がる、農林家の所得向上や地域振興にも良い影響を与えるものです。

 

森林面積の内、民有林は70%で国有林は30%の割合、民有林の所有形態別面積は県有林が5,571ヘクタール・市町村有林が40,535ヘクタール、私有林が28,549ヘクタールです。市町村が管理を行っている森林の割合が比較的多いのも、沖縄県の特徴の一つです。リュウキュウマツの森林の割合が比較的大きいのも沖縄県の特徴の一つですが、樹下植栽などの育成複層林整備や不良木などの除去を行う天然林除伐の整備を積極的に行い、リュウキュウマツの生産量を維持しているようです。桐の取引状況がどの程度あるのかは正確な数値について不明確な部分もあるものの、沖縄県特有の樹種が多くあること、本土とは違った生産分布があるなど、桐の森林の割合についても決してゼロとはいい切れませんし、贈呈用の箱などで使う需要が多いのではないでしょうか。

 

 
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