鹿児島県の桜(の木)の取引状況(2019)

 

鹿児島県の林野率は約70%で、民有林が多いです。
私有林は90%弱で、個人のものが7割以上を占めています。
民有林の現況を見てみると、スギやヒノキを中心とした人工林が県の平均を大きく上回ります。
人工林以外だと天然林が約25%あります。
鹿児島県の森林組合は4つあり、それぞれ独自の事業に取り組んでいます。
地域の林業では、認定林業事業体に所属している作業員が重要な役割を果たします。
作業員は林業作業の高度な技能を習得しています。
木材の流通センターがあり、原木の取扱量は木材の需要動向などにより変化します。
木材加工業は製材工場が21向上あり、チップ工場は2工場あります。
製材工場のうち、比較的規模が多き工場は管内の東部や北部地区を中心に操業しています。
鹿児島県森林組合連合会の製品事業部では、鹿児島の木材を活用した製材品や乾燥材など需要ニーズに対応した製材品を取り扱います。
購買事業では林業生産に必要な肥料や機械、薬剤などを森林組合を通じて供給しています。
鹿児島ではスギやヒノキがよく使われていますが、桜の木も根強い人気があります。
スギは建築全般に利用され、土木用にも活用されます。
ヒノキはスギと同様に日本の代表的な樹種で、美しい光沢と独特な芳香を持ちます。
耐久性が高いため、住宅の柱や土台に使われることが多いです。
桜の開花が全国平均よりも早い鹿児島には、桜の名所が数多く存在します。
城山公園は標高192mの場所にある公園で、国分平野や錦江湾と共に桜を楽しめます。
展望台からは桜島や霧島山に溶け込んだ桜を堪能することができます。
桜はお花見で有名ですが、桜の木は楽器や家具などにも活用されています。
加工がしやすく器などにも使われます。
丈夫で人気が高いので、木材の取引状況は比較的安定しています。
鹿児島には高品質な県産材の供給を行うために認証制度があります。
認証された製材品には特別なラベルが貼り付けられ、他の製材品とは区別されます。

 

 
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