福島県の檜葉(ひば)の取引状況(2019)

 

檜葉の蓄積量が多いのは青森県であり、それ以外の都道府県ではあまり多くありません。福島県も蓄積量は少なく、頻繁に出回っているわけではないです。ただ優れた抗菌作用があることから、愛用している人は一定数います。檜葉は森林で見かけられますが、一箇所に集中的に自生しているわけではありません。それゆえ福島県での取引量は決して多いとは言えないのです。取引状況は少なく推移していますが、抗菌作用や優れた耐久性に魅力を感じて使用している家庭はあります。

 

水に強い性質がありますので、水回りに使用するのに適しています。水のあるところは非常に傷みやすいので、床をこまめに拭いておく必要があるのです。濡れた状態のままだとカビや害虫の発生源になりますから、水回りの手入れは慎重に行ってください。檜葉を水回りに使用すれば水のダメージを受けにくいので、腐敗や侵食などを防げるでしょう。まな板の素材として使用されるのも水に強いためです。

 

檜葉を建材に使用することで虫除けにもなります。抗菌作用のあるものは虫が敬遠する性質がありますので、快適に生活するために重宝する建材です。高温多湿の季節はカビや害虫被害に遭いやすいので、湿度調整は徹底しておく必要があります。福島県での取引状況は決して多くはありませんが、その耐久性の高さから建材に使用している家庭はあります。雪国に自生するため耐久性に優れており、過酷な状況でも耐えられるのです。

 

潮風にも強い性質がありますので、海岸沿いの建物に活用されることが多いです。建物の強さは外壁によって決まる部分が大きいので、外壁材は丈夫なものを使用したいところです。外壁から建物は傷んでくる性質がありますので、外壁に檜葉を使用するのは理にかなっています。そのうえで適切なタイミングで外壁塗装をすれば、建物の寿命を延ばすことになります。福島県でも積極的に檜葉を建材として使用するようになれば、今後は取引状況が増えていくでしょう。

 

 
トップへ戻る