沖縄県の檜葉(ひば)の取引状況(2019)

 

沖縄県では檜葉はほとんど存在しないので、県内で生産することはあまり期待できないです。取引状況を見ると九州や本州から仕入れている数が多いので、仕入れルートをたどると檜葉の仕入れ元が分かります。南の方だと四国が多く、本州では青森県と石川県が特に有名です。一番高級品とされているのは青森県産で、耐久性や見た目の美しさも断トツと言って良いです。青森産は耐久性があり、多少の衝撃が加わっても割れることはないです。檜葉を使った代表的な建築物の中には平泉の中尊寺があります。中尊寺を見ていただければ分かると思いますが、未だに綺麗な状態を保っているので、その耐久性の高さをうかがい知ることが出来ます。檜葉は白色で木目はまっすぐなので、インテリアとして使用することも出来ます。檜葉を長持ちさせて、美しい状態を保つのであれば、定期的にメンテナンスをする必要があります。メンテナンス方法は色々ありますが、一番簡単な方法は天然のひば油を塗りこむことです。本来もっている油分は時間の経過と共に失われていくので、失った分の油分は後から足してあげる必要があります。天然のひば油はインターネットで購入可能ですし、品揃えが豊富なホームセンターであれば店頭においているところもあります。大工さんや木材を扱う仕事に就いている人の中に知り合いがいれば、その人に頼めば安く手に入れることも出来ます。天然のひば油と比べると少し効果は落ちますが、天然成分を使ったオリジナルのケアスプレーも便利で使い勝手が良いです。ケアスプレーの場合は劣化が気になる部分や、大切にしたいものに吹きかけることで艶を長持ちさせて、ひび割れや劣化を防ぐことができます。一ヶ月に一回ケアスプレーを使うだけで檜葉は飛躍的に長持ちするので、長く使いたいものがあればケアスプレーを使ったほうが良いです。油分は厚く伸ばすのではなく、薄く伸ばして数回重ね塗りした方が見た目が良いです。

 

 
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