東京都の栂（つが）の取引状況(2019)

栂は、「つが」または「とが」と読みます。主に「つが」と読むのが関東地域で、「とが」と読むのが関東地域であるようです。栂は、真っすぐに生える針葉樹で、木目が狭くて細かいことから重硬な木材で、乾燥も簡単に行えるため、柱などの強度が必要な部分に多く使用されます。関西で栂を「とが」と呼ぶのは、咎人を張り付けるための柱だったから、なんて説もあるようです。
栂は、モミの木や杉のように真っすぐに生える木なのですが、実は松ぼっくりのような形で、種子が傘の中に収納されているところもソックリです。葉は針葉樹なので細い形をしているのですが、針のような鋭い形ではなく、先端は丸みを帯びていて楕円のような形になっているため、松のように刺さったりはしません。
自生する地域も、多くの針葉樹林のように北の寒い地域ではなく、四国、九州、屋久島などの関東より南方にある暖かい地域に分布しています。消費されているのも関西が多いため、関東に出回る栂は稀少なようです。そのように稀少な木材である栂ですが、東京都での取引状況はどのようになっているのでしょうか。
東京で栂を手に入れたい方は、マルサンアークウッド株式会社の運営する木材通販の専門店であるWood Centerを利用するのが便利です。会社の所在地は東京ですが、通販は離島を除く日本国内に対応しているため、関東圏外の方にももちろん利用することができます。また、栂は角材での取り扱いが多いですが、切断加工の注文をすることもできるため、板材や端材など、幅や長さを指定することもできます。
高価な木材である上、硬くて重い木材であるため、初心者がDIYを行うために選ぶ木材としてはなかなか難易度が高いかもしれません。しかし、その分だけ丈夫で水にも強いため、屋外で使用する物や強度が必要な物を作りたいときには最適です。DIYに自信がある方や、様々な意味で難易度が高い木材にチャレンジしてみたい方は、ぜひ試してみてください。