東京都の赤松の取引状況(2019)

 

東京都は日本の首都でもあるため、基本的には栄えていると言えるでしょう。例えば、港区や渋谷区、世田谷区などは芸能人が多く住み流行のファッションショップやレストランが立ち並び、世界の先端を走っていると言っても過言ではありません。高級住宅街もあり、日本で最も華やかなエリアだとも言われているのです。その一方で、足立区や台東区などを見てみると近代的な要素が徐々に増えつつありますが、依然として昔ながらの下町感を感じられるというのが実状です。台東区には歴史や伝統、文化を感じられるスポットが多く存在するため日本のみならず世界中から多くの観光客が訪れています。こうして見ると、東京都は古さと新しさを同時に楽しむことができるエリアであるとも言えます。そんな中、23区ではないいわゆる市域にはまだまだ森林地域が多く存在するのを見逃してはいけません。港区などの華やかさを知っている人は意外に思うかもしれませんが、依然として開発がされていない保護林が多く見られるのです。特に多摩の地域には、それが顕著なのではないでしょうか。かつてのこの地域では、赤松やモミの木などが広がっておりそれが現在まで残されているというのが実状です。さて、赤松ですがどのような用途に使用されているのでしょうか。かなり耐久性が高く、雨が降っても強度が落ちないことから主に建築用材として利用されることが多いです。基本的には、北海道から九州まで幅広く存在していますが例えば青森県や岩手県など地域ごとに赤松の特徴があり、良材としてブランド化されてもいます。東京都の赤松も良材として知られています。そのため、全国的に分布しているといってもその特徴に合った材質のものを必要としている人に対して、供給するケースが多くありますので取引状況としては東京都に取り入れるというよりもむしろ、どこかに出荷するというのが現状だと言えるでしょう。需要がある限りは、今後も供給が続くと予想されています。

 

 
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