マールドゥ(エストニア)の木材市場の現況(令和元年 2019)

マールドゥ(エストニア)の木材市場の現況(令和元年 2019)

 

マールドゥはエストニアのハリュ県に属する町で、タリン大都市圏の中にあります。ちなみに、タリンはバルト海の東側、フィンランド湾に面しているエストニア共和国の首都です。2010年1月時点での人口は約16,500人で、人種の割合はロシア人が約62%、エストニア人が約20%、ウクライナ人が約6.6%などで、エストアニア全域と比較するとマールドゥはエストニア人の割合が低い町といいます。マールドゥの中心地区は町域の北東側カラヴェレと呼ぶ地域で、町域の北西側には首都タリンやカラヴェレ郊外の住宅地が広がるムーガ・アエドリンと呼ぶ地域があります。工業地帯はケルムやクローディと呼ぶエリアで、町域の北側バルト海に面した場所には国内最大規模を持つムーガ港があり、貨物船を使いエストニア産の木材の輸出が行われているのです。

 

マールドゥの木材市場の現況ですが、町域には住宅地があり住宅用建材として国の中で間伐された木材が使われたり、家具類の生産に木材が使われるなど、国内産の木材を内部で活用することも少なくありません。ムーガ・アエドリンにある住宅地ではエストニア産の木材を活用した住宅も多くありますし、当エリアの住宅地は植林が行われている、上空から住宅地を見ると森林が多くある風景を見ることができます。雑木林の中に住宅があるなど日本とは異なる景観を持つため、初めて訪れた日本人観光客は異国の地にいることを知らせるといっても良いのです。

 

エストニアはバルト三国の中でも最も北に位置する国で林業も盛んに行われている、このような特性を持ちます。フィンランドと同様に古くから国の主要産業として支えている重要な事業でもあり、国内だけでなく輸出も活発に行われているのです。尚、日本はその中でも輸出国の一つとして木材市場を支えているといいます。その理由は、日本がエストニアの木材を求めることが増えている、これに伴いこの国も日本向けの木材の生産を増加させているのです。

 

 
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