スバン・ジャヤ(マレーシア)の木材市場の現況(令和元年 2019)

スバン・ジャヤ(マレーシア)の木材市場の現況(令和元年 2019)

 

スバン・ジャヤは中流階級が多い衛星都市で、大学などの学校が多い学園都市でもあります。
大手開発会社が開発した地区には大型のショッピングモールやテーマパークがあり、交通の便が良いことでも知られます。
スバン・ジャヤを含む州はマレーシアの行政区画のひとつです。
首都を取り囲んでいる好立地のエリアは、マレーシア経済の成長を支えています。
日本との関係も深く1970年代には木材製品やエレクトロニクスなどの分野を中心に現地法人が設立されます。
長年の事業展開によって様々なノウハウが蓄積され、日本の伝統や文化を知る人も多いです。
スバン・ジャヤの木材市場の現況は2019年も好調をキープしています。
マレーシアは世界で10位以内に入る家具の輸出国ですが、輸出される製品の8割が木材をベースにしたものです。
アメリカやヨーロッパに加えて日本も主な輸出国に含まれています。
日本は重要なマーケットと位置付けられ、さらに強固な関係を築きつつあります。
マレーシア政府は木材の輸出をさらに増やそうと画策しています。
2017年度の実績をチェックしてみると、RM230億以上の木材や木材製品を輸出しているのがわかります。
木材や木材製品、家具産業は優れたデザインや機能を取り入れることで付加価値を付けています。
地方の企業でも、創造性豊かな製品を製造することで差別化を図る企業が増えつつあります。
木材や木材製品のマーケットは競争が激しいので、どの企業も激化する競争に対抗できるように様々な策を練っています。
マレーシアの木材産業協会は中国自治区との技術交換にも熱心です。
中国自治区の林業部との間で技術交換協力協定を結び、植林作業などで技術を共有する方針を打ち出しています。
マレーシア政府は大規模な森林計画に基づいて、2019年末までに新しく708ヘクタールの開発を目指します。
丸太として伐採される時期は2021年の初頭の予定です。
出荷は、約70万立方メートルの出荷が予定されています。

 

 
トップへ戻る