ティルヴァナンタプラム(インド)の木材市場の現況(令和元年・2019)

ティルヴァナンタプラム(インド)の木材市場の現況(令和元年・2019)

 

ティルヴァナンタプラムがあるインドでは木材や木工品を輸出するのは禁じられており、輸入についても自由化された1992年までは困難な状況でした。ですのでティルヴァナンタプラムの木材市場はインド国産の木材が主流となっていて、外国で生産された輸入木材は少ないというのが現況です。とは言っても輸入が1992年に自由化されてからは、少しずつ外国の木材が多くなってきています。

 

ちなみにティルヴァナンタプラムは、インドの南の方にある州都でもある都市です。トリバンドラムと呼ばれたり、トリヴァンドラムと呼ばれたりすることもあります。

 

インド半島の南側の先端の近くにありアラビア海から、およそ3キロメートルぐらい内陸にある都市です。トラヴァンコール藩の王国の都として、18世紀に成り立ちました。人口はおよそ175万人程で都市圏の人口はおよそ169万人程なので、ほとんどが都市圏に集中していることが分かります。この州ではカリカットやコーチと同じぐらいの主要となる都市です。

 

そしてインドで最初で最大のITパークがあり州内で輸出したソフトウェアのおよそ8割ぐらいを占めています。またインド国内で、宇宙開発が始まった場所でもある訳です。

 

トリヴァンドラム国際空港が存在し、中東エリアのドバイや東南アジアのシンガポールやスリランカ、モルジブなどを往復しています。国内線を利用すると1時間でムンバイに行くことが出来て1時間10分でチェンナイに、1時間10分から30分でバンガロールに行くことが可能です。鉄道もあり、5時間でコチに行くことが出来ます。

 

ティルヴァナンタプラムはサバナ気候に属していて、雨季の4月から11月までと乾季の12月から翌年の3月までに分かれている気候です。雨季の中でも特に6月や10月に良く雨が降り、南アジアにある他の都市と同じように雨季になる前の3月から4月までの時期の気温が高くなります。このような気候のティルヴァナンタプラムで育った樹木が、木材市場の大半を占めるというのが現況です。

 

 
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