コーリコード(カリカット)(インド)の木材市場の現況(令和元年・2019)

コーリコード(カリカット)(インド)の木材市場の現況(令和元年・2019)

 

コーリコードはインドの西南部に位置し、ケーララ州のアラビア海に面する港湾都市として発展してきました。日本名ではコージコードと呼ばれることもあります。インドの綿織物の輸出の中心地としても栄えました。中心部分では都市化がかなり進んできており、高層ビルが建ち並んでいます。その一方で、2018年には洪水に被害に見舞われて多数の被害者を出しました。
コーリコードの木材市場の現況を見ていくことにしましょう。まずは、インド国内全体に目を向けて見ると、インドはここ20年の間に経済がものすごい勢いで成長を遂げました。中国の経済成長率が世界第一位と言われていますが、インドもそれに次いで高い経済成長率で推移しています。その背景には、インドの人口の急激な増加があります。インドの人口は昔から多かったものの、最近の人口の爆発的な増加により、ついにあの中国を抜いて世界第一位の人口となりました。人口が拡大すればその分国内の経済も活性化します。また、インドは以前から海に囲まれた立地を生かして、世界との貿易を活発に行ってきました。特に、歴史的背景からヨーロッパに太いパイプを持っており、好調なヨーロッパ経済に支えられながら国内の経済を活性化させてきた歴史があります。今後も木材市場を含めて、海外と多くの貿易を手がけていくことでしょう。また、IT企業を含めてさまざまな外国の企業がインドに進出してきており、現地の産業も含めて大きな盛り上がりを見せています。現地の産業が発展すると言うことはそこに住んでいる人々の暮らしも急激によくなります。当然に生活水準や収入の水準も向上し、ひいては住宅の建築につながっていきます。
その流れはコーリコードにも例外なく及んでいきますので、コーリコードのビルや住宅の建築ラッシュに伴って多くの木材が必要とされることになるでしょう。また、コーリコードにはアラブ各国へ出稼ぎに行く人も多く、彼らが家を建てるなどして木材市場を活性化させています。

 

 
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