スーラト(インド)の木材市場の現況(令和元年・2019)

スーラト(インド)の木材市場の現況(令和元年・2019)

 

スーラトは、インド北西部にあるグジャラート南部にある港湾都市で、人口は450万人でかつてはムガール帝国時代の主要な商業及び貿易として発展してきました。インドは国内全体で高い経済成長と遂げてきましたが、その中でもスーラトはもっとも高い成長率を誇っています。スーラトはダイヤモンドの加工や取引の中心地でもあります。これから先も引き続きインドは高い経済成長率を遂げていくことが確実視されており、スーラトもその中心的な役割を果たしていくことが期待されています。
次に、スーラトの木材市場の現況を見ていくことにしましょう。まずは、国内全体の流れを確認します。先ほども述べたとおり、インドはここ20年で信じられないほどの経済成長を遂げてきました。中国の陰に隠れがちですが、インドも世界第二位の経済成長を果たしました。その経済成長の背景には、人口の爆発的な増加が関係していることは間違いありません。人口の増加はそのまま経済の発展に直結します。膨大なマーケットを狙って海外からも多数の企業が進出し、現地に工場やビルを建設しています。建設ラッシュが続けば、当然ながら木材市場は活性化します。また、立地的に海に囲まれており、過去の歴史的な背景からヨーロッパなどの諸外国と積極的に貿易を行ってきました。堅調なヨーロッパ経済に支えられながら、インドは順調に経済の発展を遂げてきたのです。国内の経済が堅調ならば、当然ながら国民の生活水準も大幅に向上します。すると、更に様々な物が売れはじめ最終的には住宅の需要が高まります。これはスーラトをはじめとするインド国内全体の流れと言って間違いありません。住宅が建設ラッシュとなれば、その材料である木材市場は活気づきます。そして、これから先もしばらくの間はこの好況は続くことが予想されています。したがって、2018年同様に2019年もスーラトをはじめ木材市場は安泰でしょう。さらに国内だけではなく海外に対しても輸出が堅調に進むと思われます。

 

 
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