ムンバイ(インド)の木材市場の現況(令和元年・2019)

ムンバイ(インド)の木材市場の現況(令和元年・2019)

 

ムンバイはインド西海岸のマハーラーシュトラ州、ムンバイ市街県の都市です。同州の州都でありインド最大の人口を誇ります。南アジアを代表する世界的な都市の1つです。市域の人口はおよそ1250万人で、周辺都市圏を含めると2200万人もの人口を抱えています。GDPはおよそ2090億ドルとされます。同市はインド国内でも随一の商業と娯楽の中心都市であり、経済規模は国全体のGDPの約5%を占めています。インドの工業製品の約25%は同市で生産されており国内における海運業の約40%、資本取引の約70%を計上する大都市です。アジア有数の金融センターでもありインド準備銀行やボンベイ証券取引所、インド国立証券取引所など官民の金融機関が存在します。インド企業の本社や多国籍企業の拠点も数多く抱えています。同市はビジネスの機会が豊富なため、より大きな投資や高い生活水準を求めてインド各地から人々が集まります。人口の流入が多い都市なので、住宅に対する大きな需要が存在します。建設資材として木材が大量に必要とされています。そのため木材市場の現況は上昇傾向にあります。
ムンバイは首都のデリーから飛行機でおよそ2時間ほどの距離に存在します。同国内では最大規模の都市なので、各地の主要都市から多くの航空便が運行しています。日本からも直行便に乗れば10時間ほどで行くことができます。ムンバイは1534年にポルトガルの領地となりゴアの補助港として城塞が気づかれました。当初はボンベイと名付けられ、1661年にはイギリスに委譲されます。1668年にイギリスはボンベイを東インド会社に貸し、18世紀末にはインド最大の造船業の街となりました。その後はインドの西海岸における海運や貿易の要と発展します。現在の名称に変更されたのは1995年のことです。ムンバイは現在でもインド最大の経済都市として発展を続けており、木材に対する大きな需要があります。そのため今後も木材市場は上昇傾向が続くと考えられています。

 

 
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