瀬取りにおける木材輸出の注意点(2019・令和元年)

瀬取りにおける木材輸出の注意点(2019・令和元年)

 

瀬取りにおける木材輸出の注意点としては、まずは瀬取りは違法行為であり、見つかると処罰される可能性があることに注意が必要です。瀬取りというのは船に乗せた積み荷を、別の船に乗せ換えることで行われる貿易取引のことです。元々は船が接岸できない港のない地域などで、小舟を使用して荷物の乗せ換えを行っていたことが瀬取りの始まりだったのですが、近年では背取りで覚せい剤などの違法な取引が行われることや、国際間の取り決めで貿易が禁止された国が違法な取引を行うことなどが増えているため、瀬取りは大きな国際問題となっています。特に北朝鮮が行っているとされる瀬取りは様々な国による監視の対象となっており、日本の自衛隊の哨戒機が韓国海軍の軍艦からのレーダー照射を受けた事件なども、瀬取りに関係しているのではないかとされているのです。木材輸出を行うのであれば、正規の手続きに従って行うことが必要になります。2019年・令和元年の現時点においては、これを省略しても特に大きなメリットはありませんので、くれぐれも正規の手続きに従って輸出の手続きを行うことを心がけてください。

 

ちなみによく似た用語・紛らわしいものとしては、「背取り」があげられます。背取りというのはインターネットを用いた副業として一般に広がっているものであり、中古の本やDVDやCDなどの販売を行う量販店に足を運んで、価値がありそうな商品を購入してこれを転売して利益を得るというものです。背取りでは元締めとなる業者が高値になりそうなリストを提供して、これに基づいて商品を探すという方法が幅広く行われています。この方法には商品知識のない素人でもすぐに背取りが始められるというメリットがありますが、リストの購入のための費用などが必要になるため、実際にはあまり儲からないようです。副業として背取りに取り組むのであれば、ある程度の商品知識を身に付けた上で、自分の得意分野で勝負をすることが必要だといえるでしょう。

 

 
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