もしも中山みきが木材市場を運営したら・・・

中山みきさんは、江戸時代の終わりのころに生まれた天理教の教祖です。あるとき、神がのり移ったと言われており様々な考えられない行動をとることが多かったです。例えば、困っている人に寄付したことは有名ですが、自分の家まで売ってそこで手に入れたお金を人々に渡してしまったなどを普通では考えられないようなことをしていました。奇怪な行動をとったため警察に連れていかれたこともあります。ある日の夜、見張りの警察官がうとうとしていたので、その警察官が持っていったろうそくの炎を中山みきさんが消した逸話があります。その時警察官は、「なぜそのようなことをしたのか」と怒りましたが、中山みきさんは「ろうそくがもったいないので消しました」と答えたほどです。
確かに、明治時代のころは物資が豊かではありませんでしたので無駄にろうそくをともすのよくないかもしれません。ですが、あまりにもやり過ぎの行動に多くの人はあきれたといわれています。彼女は亡くなってから、本格的に天理教の教祖となりました。明治時代初期の話しになりますので、明確な資料だとはあまりなくどこまで信ぴょう性があるのかはよくわからないところですが、財産をすべて人々に与えてしまったことは確かです。このように、困っている人に対して助けるのが彼女の考え方ですので木材市場を運営したとしてもすべて無料で渡してしまう可能性があります。つまり、会社としては成立しえないわけです。もしかしたら、経営者でなければすべて人に渡すようなことはなかったかもしれませんが経営者として行う場合にはまず利益が出ないと考えて間違いないでしょう。そうだとすれば、それを補佐してくれる人がしっかりしていることが重要です。ただ、赤字かどうかは別として世の中の人に感謝されるのは間違いありません。
ある日、宗教団体が出来て木材市場とは関係ないところで多くの人に感謝されるようになるでしょう。そして、亡くなってから再び宗教ができるかもしれません。前代未聞ではありますが、木材市場の現場から宗教の教祖が出てくることになります。

 

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