もしも広瀬勝貞氏(大分県知事)が木材市場を運営したら

もしも広瀬勝貞氏(大分県知事)が木材市場を運営したら

もし広瀬勝貞氏が木材市場を運営するようならば、かなりのやり手となる事も考えられる。ただし、このやり手が上手く機能するかどうかが難しいところといえるかもしれません。同氏は通商産業省で事務次官まで勤めていたという実績があります。この事務次官というのは官僚のトップで国会でいろいろと大臣が答弁などをする時に忙しそうに大臣の周囲で助言をしたり、様々な情報集めをしたりしている人達で、実質的な事務方の最高責任者ということになる地位にいたという事です。つまり、エリート中のエリートで出世街道を驀進してきて、さらに知事になったという人ですから、それはもう自信の塊のような人になっていると考えられる。当然知恵もあれば、様々な人を動かす事にも長けているという事が言えるでしょうから、この才能が上手くいけば市場も活性化させて、上手く運営も出来るという事になるとも考えられます。ですが、逆に思い通りにいかない時が大きな問題を起こすことにもなると考えられる。何しろこれまで失敗した事が無いというぐらいの成功ぶりですから、上手くいかない事がおかしいというように責任を自分ではなく、市場のせいにしたり、部下のせいにしたりする事も考えられます。何しろ官僚時代には困る事は何もなくて、世の中は全て自分の思い通りになっていたという事がある。官僚というところはビジネスの世界とは真反対で、お金は既に予算として確保しているので、後はそのお金を自分達で使って結果を残していくという事をすればいいだけだったのです。此処でいう結果というのは、問題を起こすことなくこれまでと同じ事をするという事が結果となります。ですが、木材市場を運営するということにれば、これまでにない問題を解決して、問題を起こさないことなどは考えられないですから、群雲のように出てくる問題に優先順位を付けて、出来る限り解決していくという全くこれまでとは違う事をしなければならない。それが出来れば、凄い結果を残すことが出来るのかもしれません。

 

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