もしも井戸敏三氏(兵庫県知事)が木材市場を運営したら

もしも井戸敏三氏(兵庫県知事)が木材市場を運営したら

東京大学出身の井戸敏三さんは、2001年から現在まで兵庫県知事を務めています。就任前は5年間にわたって兵庫副知事を務めていたので、兵庫を愛する気持ちは強いと思われます。出身は揖保郡新宮町、現在のたつの市です。特産品は全国的に有名なそうめんです。旧自治省出身で地元愛が強いわけですから、井戸敏三さんが木材市場を運営したら地元に関係がある木材がラインナップされるでしょう。
そうめんの梱包に使われる桐の木が並びそうです。桐は生育がはやい高木で、軽く湿気をよく逃がすことで知られています。その特徴から箪笥や楽器などに利用されます。日本や中国では高貴な木とされていて、紋章などに使われています。
ザルに使われる竹も、井戸敏三さんは取り扱うかもしれません。竹は温暖湿潤な地域に広く分布する植物で、地下茎をはって生育しています。生長するスピードが速く、1日で1m伸びることもあります。軽量でしなりを持つことから、建材や建具、釣り竿などに利用されています。
六甲山でとれるクスノキやコナラ、スダジイも井戸敏三さんは木材市場に並べ、宣伝をしそうです。クスノキは巨木に育つこともある常緑樹です。アジアの暖かい土地に生育し、耐久性と耐湿性に優れるので木材としても利用されています。独特の香りから虫に食われにくいうえに、腐敗に強いので木造船の材料として知られます。船に使われた歴史は古く、古事記にもクスノキ製の船が登場します。
コナラは日本全国で見られる落葉樹で、子供にもドングリの木として認知されています。菌を植え付けてるシイタケの原木や木炭に使用されます。また手作りの木製オモチャとしても人気です。
スダジイは丈夫で大きく育つ常緑樹です。比較的温暖な地域に育ちますが、日本では福島県や新潟県でも観ることが可能です。日本人との関わりは古く、生でも食べられるスダジイの実の殻が、縄文時代の遺跡から発見されています。その木材は建材や鉄道の枕木に利用されます。

 

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