もしも国土交通省職員が木材市場を運営したら・・・

もしも国土交通省職員が木材市場を運営したら・・・

 

国土交通省職員の仕事は日本の国土の維持管理と様々な道路のメンテナンスなど多岐にわたっています。従来は国土の維持管理と道路管理は異なる部門で行っていましたが、現在ではこれらを統合的に管理することも1つの重要な業務となっており、日本の国の状況を最も把握しているのが国土交通省であり、ここで働く職員と言うことになります。そのため、国土交通省職員がもしも木材市場を運営した場合には、非常に効果的な運営を行うことができると考えられます。
木材市場の運営にとって重要な事は、木材の需要の予測を長期的に行いながらこれに合った様々な種類の木々を育てることにあります。この予測を誤ると不要な木材ばかりが栽培されることになり、現在のように管理されない森林が増えてしまうことになる危険性が伴うためです。日本では過去杉や檜などを集中的に植林し将来の住宅事業に備えようとした経緯がありましたが、その後木造住宅の需要が減ったことに合わせ、海外との木材の取引が活発になりやすい海外産の木材が大量に輸入されるようになったことで、国内の杉や檜は大量の余剰を抱えることになりました。そのため現在では杉や檜の林が放置され荒れ放題となり、さらには花粉の問題などで健康被害も非常に大きな社会問題となっています。
国土交通省職員が木材市場を運営した場合には、このような問題を発生させることなく様々な用途に効果的にこれらの木材を利用することができるようになると考えられます。国土の全体を管理することができるため、必要な木材を適切な場所に植林し、効果的な市場運営を行うことができるとともに、またその用途も単なる住宅の建築や加工だけでなく、国道維持するために必要な建築物でも効果的に利用できると考えられるためです。現在では道路を建設する際にはほとんど木材は利用されないと考えられがちですが、実際には橋やその他の建造物にも木材を利用することが顕著に行われているため、その需要を適切に予測し、効果的な木材市場の運営を行うことができるようになると期待できます。

 

 
トップへ戻る