台南市(台湾)の木材市場の現況(2019)

台南市(台湾)はこれまでも木材市場の動向は良好に経過してきましたが、2013年を境にしてますます熱を帯び2019年においても継続しています。
活況に繋がったのは市場動向に直接良い影響を与えやすい他国への輸出が飛躍的に伸びた様子が関係しており、日本をはじめ韓国や中国などのアジア圏に向けた輸出量が増加したためです。
そして、海外に向けた輸出量の増加と同じタイミングで台南市(台湾)に木造建築が増えた事も需要が高まった理由であり、2015年におよそ21億円を記録した取引額は年を追う毎に増加しているといった現況です。
著しく木造市場が活況し始めた2013年の前年の2012年では、木造市場の輸出に際する取引額はおよそ10億円であった実情を考慮すると2倍を有に超えている計算になり、いかに大幅に木材市場が飛躍したのかが一目瞭然です。
台南市(台湾)で地産地消のように木材が使用される上に日本や韓国、中国でも年々需要が高まる事から現況のように毎年取引額の最高額を記録していくといった様子になっているのですが、台南市(台湾)が長けているのは広い視野で見渡した場合でも代用できる木材が存在しない唯一無二の希少性が高い木材を持っているためです。
それは台南市(台湾)が持つ独自の木材であるので、名称にも台湾という国名が付けられて命名された台湾檜と呼ばれる檜です。
檜と言えば日本や韓国でも得られますが、同じ檜という種類でありながらも日本や韓国とは異なる種類なので、見た目や香りが日本や韓国の檜とは違い用いたい時には台南市(台湾)から輸入するしかありません。
高級感が強く醸し出す事が可能な台湾檜であるからこそ、高級ホテルのラウンジや高価格帯のお部屋の内装に使われる事が多いですが、台南市(台湾)にある現地のレストランでも輸出先の海外と同様に台湾檜が使われています。
現地でも海外と同じく台湾檜は特別な物として認知されており、台湾檜を用いた環境下で過ごすというのは憧れやステータスになっているので、以後も台湾檜を要として木材市場が加熱する事は想像に難くありません。

 

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