林業と貿易

日本では非常に多くの木材が使用されています。住宅や家具など、木材がないと生産できないものは非常に多いです。
そういった大量の木材は一体どこから調達されているのかご存知でしょうか。
日本には森林がたくさんあるので、すべて自給自足できていると考えている人もいるでしょう。
しかし実際にはそうではありません。そこで今回は林業と貿易の関係について紹介します。
実は日本は木材を海外から大量に輸入しています。輸入先の国はさまざまで、たくさんの国の木材が日本で使用されているのです。
たとえばアメリカやカナダなどの欧米の地域から輸入している一方で、ロシアなどのヨーロッパからも輸入しています。
またインドネシアやマレーシアといったアジアの地域から輸入しているものも少なくありません。日本の木材の使用量が、これらの国々の森林の状態に影響を与えているといっても過言ではありません。
このように海外から非常に多くの木材を調達していると聞くと、国内の林業はどうなっているのか疑問に思う人も多いでしょう。
残念ながら国内の林業は衰退の方向に進んでいる現状があります。
以前は80%以上あった自給率も20分%を切るなど、年々低下する傾向が続いていました。
しかし2009年には、輸入量の増加が止まる現象が見られました。
それは複数の原因があると考えられます。
外国の関税の引き上げや世界規模の金融危機などが一例として挙げられます。
日本の木材は非常に質が良いものも多いので、安価な海外の木材との住み分けが行われているといえるでしょう。
国内の優れた木材を使用したい場合は弊社鈴鹿木材などのホームページを参考にすると知識が得られます。
輸入した木材ばかり使っていると、国内の木材の伐採量が減ります。
良いことに感じられますが、マイナスの面も存在します。
それは間伐が行われないので、日光が届きにくくなるのです。
その結果、木材の成長が阻害されてしまいます。そのような知識なども得ることが可能です。

 

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